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CGの展示や雑記など。
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タイトル通りの物を買いました。ヨドで¥6,480 & 10%のポイントリターン。
HasebeはHyperHydeの頃からシリコンオーディオを使い続けているのですが
このところハズレばかり引いているので(Transcend MP330 / iriver T9)またまた買い替え。
今はスマホが代替してしまうせいか昔ほど候補もなく、
手ごろな値段でまともそうなのはiPodさっふるくらいしかもう…でもiTunesあまり使いたくないし
Sonyのは無駄に高いし…と、諦めきれずあちこちうろうろしてたらこれを見つけました。

「安いけどSonyならまあハズレではないだろう…でも海外仕様?なんだそれ」と
自身も不思議に思い調べながら買ったという経緯があるので
広大なネットの肥やしがてらにレビューしてみる。


[ 海外仕様ってどうなんだよ ]

海外仕様というと一番に引っかかるのがコンセントのプラグ形状や入力電圧だと思いますが
本製品は基本的にUSB充電専用なので何の問題もなし。
普通にPCに挿し込んで充電やファイルコピーが可能です。
じゃあ違いは何かというと、メニューが英語(他各国語もあるけど日本語のみが無い)事と
FMラジオの周波数帯が日本と異なるため殆どの局が入らないくらいです。
ぶっちゃけあまり困るような事でもないかな、と。
なおメニューは英語ですが曲名はちゃんと日本語で表示されます。


[ 動作について細かく言え、戻るボタンの扱いとか ]

多いので箇条書きで。

・操作ボタンは [再生/停止] [曲進む] [曲戻る] [音量Up] [音量Down]
 [メニュー戻る] [HOLD] の7つ。HOLDのみスライド方式ボタン。

・曲の管理はPCから普通にファイルコピーでOK。
 PC上では4GB(SI表記)のUSBメモリとして扱われます。楽ちん。

・フォルダごとの再生は可能。
 フォルダ内にあるサブフォルダ以下を含めてのフォルダ再生もOK。
 シャッフルやリピートもそれぞれの再生モードに準じた動作をします。

・シャッフル再生で1曲戻っても前の曲をしっかり覚えていてくれます
 (T9は無理だった…戻った先もランダム選択されてしまう)。

・早送りや巻き戻しは戻る/進むボタン長押しで可能。

・再生中に戻るボタンを押すと再生中の曲先頭へ、
 曲の先頭付近で押した場合は前の曲へ戻る。

・パワーオンから再生開始まで1.5秒くらい(T9は10秒以上かかる)。
 曲ファイルを追加/削除するとDBの再作成が行われますが、それも一瞬で完了します。

・パワーオフ後も再生していた曲と再生位置を記憶してくれている
 (時間経過でリセットとかはあるかも。未検証)。

・時間経過で画面表示がオフになった際にボタンを押しても
 画面点灯でボタン押下を消費してしまう事はない
 (T9含め安物はコントロールの前にまず一回画面点灯のため何かしらのボタンを押す必要があったりする)。

・曲を再生しながらの曲探しなどももちろん可能。
 ただし情報画面の表示が3行な事に加えカーソル移動も高速とは言えないので
 実用性の程は…というところ。

・HOLD中はパワーオン/オフも含めて操作禁止になる。

・イコイライザーは [Heavy] [Pop] [Jazz] [Unique] のプリセット4種に加え
 自分で編集可能な [Custom] が一つ。
 ただしCustomのみ使用すると音量もしくは音圧が大きく下がるのでなんか怪しい感じ。
 加えてイコイライザーとは別にBass Boostもあるけど
 基本的にどちらも使わないのであまり大した事は言えない。

・MP3プレイヤーで音質がどうこうというのはHasebeにとって未知の世界ですが
 ただ少なくともホワイトノイズやプチノイズのある地雷ではない、と思います。

・メニュー項目は少なくまとめられていると思うけど
 画面を見ないで再生フォルダの変更とかは無理がある気がする。

・連続再生時間はメーカー発表で20時間。
 なお3分の充電で90分使えるクイックチャージ仕様。


[ 外観とかどうよ ]

・ボディはアルミのヘアライン仕上げ。
 触感だけは最強クラスだったT9よりは多少劣りますが
 それでもポッケに入れて常に握っていても全く不快にならない手触りです。
 この"触感"のためにMP330を捨てT9を買いファームウェアに絶望し、
 そして本製品を買うに至ったという…

・ボディ色の「赤」はメーカーの商品写真だと派手で朱色よりに見えますが
 実際はもっと落ち着いた色です。朱色というより紅色よりの赤。個人的には気に入った。

・ボタンの位置は散らかっていますが、ボタン自体は特に押しにくいという事もなく
 ポッケに入れたまま不自由することなく使えます。
 ただし慣例的に考えると戻る/進むボタンの位置が逆な気がする…

・有機EL?の情報画面はコントラストが低いのか色温度が低いのか判りませんが
 ぼやけている印象があり、視認性はあまり良くない(ブライトネス最大にしても)。

・USB端子部分のキャップは固すぎず柔すぎず。


[ 注意点とかある? ]

・買った状態でそのまま曲をフォルダごとコピーして突っ込んだら
 プレイヤーが正しく認識してくれませんでした。
 具体的に言うとPC上では正常に表示されているのにも関わらず、
 プレイヤー上で表示されないフォルダが出てきてしまい、
 また各フォルダ名とそのフォルダ内容が一つずつずれてしまう、という現象。
 ファームウェアのバグと見ています。
 なおこの時は本体にプリインストールされているファイル(クイックガイドとか)を
 念のためにPCにコピーした後、全て削除したら正常に戻りました。


[ で、どうなのよ ]

なんと言いますか、上からな物言いになってしまうのですが
"当たり前の事が当たり前にできている"プレイヤーだと思いました。
「なんでこんな事もできないの?」「なんでそういう仕様なの~?」と
突っ込みを入れたくなる部分がほぼ皆無です。
上で細かく述べているのも、それができていないモノに多く出会った経験から。
そうですね…気になるとすればせいぜい曲戻る/進むの位置に違和感を覚えるくらいかな。
この価格で8GBだったら複数買いしてたレベル。

3k前後の廉価な製品だとどうしても使い勝手や筐体の出来などで
妥協しないといけない部分が出てくるのが嫌だ、
だけどMP3プレイヤーに1万円以上出す気もしない…という
Hasebeみたいな人には悪くない選択肢なんじゃないでしょうか。
あとiTunesが嫌な人とか。
いやHasebeもiPhone使っているのでインストールはされているのですが…ね。

何にしろ、ソツもなく良く出来てる製品だと思います。
やるじゃんSony。




なんか世間ではあっという間にSurface2なるものが登場しているらしいのですが
泣いてないよ。
べっ別に大差ねぇし!めっめめめメモメモメモ、メモリ8GBとかうらやましくないし
泣いてないよ。こっこれは、アレだよ…心のあくびでしてよ……か、勘違いしないで下さるかしら…?

まあそんな感じで初代を使い続けて気になった不具合とその対策でも書いておこうと思いました。
在庫処分で安くなってる初代をこれから買おうと考えてる人もいるかもしれませんしね。


・Type Coverがタブレットモード/デスクトップモードを誤認識する

Surface上のディスプレイはこの2つのモードがありまして、
タブレットモードの場合傾きセンサーによって画面が自動的に回転する仕組みになっています。
そしてデスクトップモードだとこの機能が無効になるといった具合。
キーボードが接続されているかどうかで判断しているみたい。

で、Surfaceではキックスタンドを開き普通のノートPCの様な状態にするとデスクトップモード、
Type Coverを裏返して直接手に持つ形をとればタブレットモードへと自動的に切り替わるようになっています。
なっている、はず、なのですが…これがですね、時々何かのはずみで逆転してしまいます。
ノートPC状態なのにタブレットモードになり画面回転がONに、
タブレット状態なのにデスクトップモードになり画面回転がOFFになります。えっ?

解決方法:「Type Coverを再度抜き差しする」これしかなさそうです。
一度この状態になってしまうとどれだけパカパカ開いたり閉じたりしても直りません。
しかも装着する時の角度に注意(つまりType Coverの通電というかON/OFF)しないといつまでたっても直りません。

確証はないのですが、体感的にトリガは恐らくスリープだと思っています。
というか初代もですが2もスリープ周りの不具合報告が多いみたいですね。


・電源動作/バッテリー動作モードが上手く切り替わらなくなる

一般的なノートPCでは電源コードが挿さっていれば電源による電力モード、
無ければ内臓バッテリー用電力モードに自動的に切り替わると思います。
もちろんSurfaceもそうで、電源コードを外せば自動的にバッテリー電力モードに切り替わります。

が、その後再度電源コードを繋ぐと見た目(電力設定)上は電源による電力モードに再び切り替わりますが、
実はバッテリー電力モードで動作している、というヘンな状態になります。
例を挙げれば「電源時:画面消灯OFF / バッテリー時:アイドル3分で画面消灯」と設定されている上で
コードを繋いでみても、見事に3分で画面が消灯されてしまいます。
なのにバッテリーアイコンにはしっかり「充電中」と表示されていたり。
この現象も毎回ではないのですが、体感上、バッテリー動作時にスリープに入ると発生してしまう事が多い気がします。

解決方法:再起動しかないです。マジですマジ。
Hasebeが代わりに謝っときます。あっ…ごめん。


・画面外からのタッチスワイプでチャームが呼び出せない

画面外からの上下左右スワイプはそれぞれ個別に機能が割り当てられていますが、
ある時この↑スワイプと←スワイプが機能していない事に気づきました。
チャーム呼び出せねえオワタ。
タブレットモードはもう居ないんだ。
俺も自分と向き合う時がやってきたんだ。

で、これの原因なのですが…フフ…流石マイクソフトというか…
あまりにもバカバカしい話なのですが、Windowsのコンパネにタッチやペンの調整がありますよね。
実際のタップ位置とWindows上のクリック位置を補正するアレです。
なんというか、このタッチの調整を行うとその調整具合によっては
スワイプを認識する為のエッジ部分が画面外へと設定されてしまうようです。
つまりHasebeの場合、画面下辺と右辺のスワイプ認識部分が画面外に放り出されてしまっていた、という訳。
………えっ?

解決方法:タッチの調整をリセットする
マイクソフトには何も言う事はないです。何もね。
なお、この解決方法を知る事ができたのは全てこちらの方のおかげです。
ググってもググっても情報が出てこなかった時はホント泣き笑いの表情でした。
本当に有難うございます…!


・本体にあるWinロゴなタッチセンサーボタンを違うキーにカスタムしたい

これは不具合ではありませんが、あのWinキーに違う機能を割り当てる方法。
どうやらキーボードのWinキーを参照しているらしく、キーボードの配置変更ソフトや
レジストリなどを用いてキーボードのWinキーに他のキー(例えばF11)を割り当てると
本体のWinロゴなタッチボタンもF11キーになります。
タブレットペンを使う方は誤爆防止として頻繁にタッチ機能のON/OFFがしたくなる…かな…と思うのですが、
これとこちらのTouchSwitchというゴッドソフトを組み合わせる事により
Winロゴタッチボタンを押すだけでタッチのON/OFFが可能になります。
TouchSwitchのホットキーに上記で設定したキーを割り当てるだけでOK。

ただしキーボード上段にある設定チャーム呼び出しなど
内部的にキーコンビネーションを押していると思われる特殊キー達が死にます。
音量調整やファンクション自体は大丈夫。
まあタッチによるタッチのON/OFF実現に比べれば些事ですけども。
タッチタッチうるせーんだよ!ため息の花だけ束ねるとか悪趣味な事やめろよ!!って感じですよね。
何にしろ設定チャームなどはWinキー他に割り当ててショートカット使えばいいだけですし、
自分はこのやり方を重宝しています。

※TouchSwitchについて
 2chのVAIO Duo 11スレで公開された?らしいタッチセンサーのON/OFFを切り替えるソフトウェア。
 専用ウィンドウやトレイアイコンのクリック、ホットキーなどで簡単に切り替えられてすごく便利です。
 v100xがセンサーの切り替えのみ、v101xがランチャ機能付きになっている模様。



・Wi-Fiの掴みが弱い

購入初期の日記にもある通り、昔からWi-Fi関連には悩まされていまして
基本的な確認点はもちろん、電力設定の無線サスペンドだけでなく
ドライバ設定からのサスペンドを全てOFFにしたりと色々試してはみましたが、やっぱり弱いです。掴み。
ちょっと離れたり障害物があったりすると直ぐにリンクダウンするし、繋がっても超低速リンク。
こらえどころがないやつだ。

これについては自宅にある二桁近い無線機器との比較検証や
マイクソフトのサポートの返答(内容は記事に載せンなってゅゎれた...)からすると、
まあ、そういう仕様と言って良さそうです。
でもこれはもしかするとUS版だけかもしれません。

解決方法:\1,000くらいの無線レシーバをUSBに挿してそっち使う

解決してないじゃん。いやしてるけど、してないじゃん。
USBいっこしかないのに泣きそうです。
「これさえあれば、何もいらない」とかCMで言っていますが
このバッファ郎製激安レシーバが挿さってる俺のSurfaceを見て欲しい気持ち。
「これ挿さってるから、何も挿せない」
ハハッ

まあ値段の割に超小さいしバリバリリンクしてくれて速度も十分なので、これはこれで良かったですけども。
外出時なんかでテザリングする時は送受信間の距離がごく近くなるおかげで問題ないのですが…あーあ。
あっそうだXperiaからiPhoneに替えました。
普通に使っているだけなのに、すごく気持ちのいいインターフェースをしていますね。



と、そんな感じで、色々と不具合っぽい事がちらほらあります。
書く程の事ではなかったので省いているものも。
設定済みにも関わらずロック後の復帰時にパスワードを聞いてこない事が一度あったりとか。こええよ!
というか書いちゃってるじゃん。

大体はハードウェア絡みの問題になるのかなあ。
実際ファームウェアのアップデートで解決したものもいくつかありますし。
購入当時は結構ベタ褒めした気がしますが、まあ長く使わないと判らない問題ってのはありますね、やっぱり。



発表当時から心惹かれてたので買ってしまった。いわゆる輸入ってやつです。
半年遅れですがRTの日本発売が決定した…とか思ってたら
いつの間にか日本でもProの発売が決まりましたね。っていうか明後日ですね。
まさかのOffice付きで¥99,800と想像以上に安く、Hasebe先走っちゃった感が正直あります。
だって日本MSウンともスンとも言わなかったんだもん…

とまあそんな感じで使い始めて三ヶ月ちょっとですが、
概観から自分の用途別に至るまで適当に書き連ねてみます。



●なんで買ったの

勤務中はもちろん、通勤中や遊びの外出などで外にPCを持ち出すというのは
最近ではありふれた光景だと思うのですが、ペンタブレットまで持ち運ぶツワモノは
見た事がありません。自分も含めて。っていうか邪魔だし。

しかし一度ペンタブに慣れてしまうとグラフィック系のアプリを
マウスでオペレートするのは結構なストレスになったりもします。
線を引くだけでなく、絶対座標のおかげでポインティング速度が段違いなので
3Dアプリなどでも有用なんですよね。

これだけじゃいくらなんでもニッチすぎる需要かと思うのですが
それはおいておくとしても、単なるリーダーではないモバイルPCには
相反するものが同時に求められているかと思います。
「軽量・省スペースであること」と「パワフルであること」です。
スペックを挙げればデカく重くなりますし、軽く小さくすれば低スペックになりがちです。

そういったジレンマのある中で「画像や映像でもある程度扱えるスペック」、
「タブレットとしても使える事を想定した本体重量・サイズ」、
そしてこの「ペラペラな極薄キーボード」。
そう、ノートPCとして見ると非常に持ち運びやすく
また安物タブレットとは比べ物にならないスペックを持ち、
Windowsのソフトウェアがそのまま使えてなおかつペンタブとしても使用可能…と
個人的には理想のハードウェアに見えました。

薄いキーボードも近づけるだけでガチャンと小気味良くくっ付きます。
ガッシ!ガチャ!アタシは買った。スイーツ(笑)



●本体について色々言えよ

とりあえず一番最初に思った事は「重い」って事です。
隠す気も起こらないくらいに重いです。これで903gなのか…?と思いました。

筐体は「よくまあこれだけのスペックを詰め込めたな」と感心するくらいに薄く、
また表面もマットでさらっとした仕上げの金属で触り心地も良い感じ。
指先からもしっかりとした剛性感が伝わってきますし、
スタンドを使い立てかけたところを見るとものすごくスマートさを感じます。

がしかし、これが有る意味より重く感じさせている部分も
あるんじゃないかなという気がしました。
硬くて小さいほど重量を感じるというアレです。
10円玉をティッシュにくるむと軽く感じる的な。

他のプラスチックボディなモバイルPCと持ち比べてみたのですが、
それっぽい感じが確かにありました。
実際、同程度のスペックを持ちUltrabook世界最軽量を謳う
LaVie Zでも875gなんですよね。
しかしそれでも重く感じる事に変わりはないです。903gは903g。
ノートとして見れば軽いですがタブレットとして見れば重い。

タブレットとして使う事を想定して作ってはいるんだと思います。
ですが「テーブルやひざなどの助けを借りず左手で空中に浮かせるように持ち、
右手の指あるいはペンで使う」
これははっきり言って、無理です。10分持たないと思う。

併せて本体のスタンドはマウスやトラックパッド、キーボードで操作する分には
液晶の視野角が広い事もあり特に問題を感じませんが、それでも角度調節といった
自由度が全くないので「ペンを有効に使って何かを行おう」とするならば、
人それぞれが適したスタイルを探す必要があると思います。
テーブルやひざを上手く使ったり、描画に適した角度で使えるようなスタンドを
別途導入するといったような。
Hasebe自身は適当なタブレット用持ち運びスタンドを使っています。

液晶はかなり色温度が高めです。青い青い。
あまり良いやり方とは言えませんが、とりあえずVGAのプロパティで
赤のガンマを軽く持ち上げて使っています。
デフォルトのままだとMSドライバらしくIntel HD Graphicsの設定が出てきませんが、
IntelのサイトからIHDG4000のドライバをインストールすれば使用可能になります。
パフォーマンスも少し上がるみたい。
視野角については問題なしと言える範囲かと思われます。
誰かと一緒に画面を見ながらの操作も無理を感じる事がありません。

使っているとかなり暖かくなりますが、熱くて持っていられないという程ではない感じです。
FANは二個搭載されているようですが、暖かい―つまりこの筐体を使った排熱が
上手くいっているようで負荷をかけても非常に静か。
設計は上手くいっていると言えるんじゃないでしょうか。

スピーカーは筐体のサイズを考えると思ったより鳴る方だと思います。
所持している安物ノートやVAIO Pなどに比べるとかなり頑張っています。
これはちょっと意外。
もちろんお仲間と比較すれば、という話なので
外付けのアクティブスピーカー程鳴る訳ではないですし、
出力も高くはなくあまり大きな音は出せません。
そもそも音を大きくしすぎるとユニットの限界か音が割れます。
まあ作業中のBGM程度なら十分かとは思います。
というか普通はイヤホンとか使うんでしょうね。
「はにゃぁ~~ん♪」とか「きゅんきゅん☆ミ」とかSurfaceからタレ流してたら
恥ずかしいですもんね。

電源コードは端子が磁石で本体にくっ付くタイプなのですが、これの使い勝手は最悪です。
何にも考えずに近づけただけでガッシリくっ付いてくれるキーボードとは違い
こちらは狙って探って調整しないと端子がはまってくれません。
普通の丸型端子で良かっただろ、と言いたいところなのですが
しかしこの部分には持ち運び時の為にペンがくっ付けられるようになっています。
もちろん電源端子とは排他的な利用になります。
充電する時はペンを外してねっていう。
うーん………………………気が利いているような、そうでもないような。

ハードウェアキーは電源ボタンの他にボリュームアップ/ダウンキーと
タッチセンサーによるWindowsキーがついてます。
最初は「Windowsキーとか真っ先に他のキーに入れ変えるような不要なキー」と
思っていたのですが、Win8からは超重要なキーに変化していますので
これはこれで有り難いのかもしれません。
なおWinキー押しながらボリュームアップ/ダウンキーを押すと
ソフトウェアキーボード呼べたりSS取れたりするみたい。試した事はないですが。



●バッテリーの持ちはどうなの

自分の場合、普通に使って4~5時間というところでしょうか。
そもそも家と会社を往復する毎日の中、無電源で5時間以上PCを触る事がないので
個人的にはこれだけ持てばまあいいかな?という気がします。
少なくとも「トロトロ動作で作業の密度を薄め駆動時間を延ばす」よりはいいかな。

もちろん長持ちすればするほど安心感はあるのですが…
スマホの延長ではなく作業PCとして捉えるのなら、ここらへんは割り切れます。
そもそもブラウジング程度ならもっと安くて使いやすいものが色々ありますしね。



●ペンについてなんか語れ

ペン自体は握りが細くて好みでした。
ただしツルツルクリアなボディなので触感は最低です。直ぐに皮脂でべたつきます。
またペン先は自由に脱着が可能ですが、残念ながらIntuosやバブーンなど
Wacom汎用のペン先は直径が違うので入りません。残念すぎる。

サイドスイッチは少し硬めですが「カチッ」としっかりした押下感があるので
心地よく押せます。ここはIntuosのふにゃちんサイドスイッチより優れていると思う。
ただしサイドスイッチは「一つ」です。重要な事なのでもう一度言います。
「ツーボタンじゃなくてワンボタン」です。
Bamboo Stylus feelが使えるらしいですが、残念ながらこれもワンボタンの様で。

Intuosと言えば、旧来のペンタブレットに慣れきっていると視差
(ペン先と実際のカーソルの位置にズレが出る)、
そして画面が自身の手で隠れてしまう事に違和感を覚えるかと思います。
もっともこれはCintiqのような高級機でもついてまわる問題ですし、
慣れでカバーできる範囲でもあります。

液タブから離れられないという人もいれば、会社が買ってくれると言っているにも関わらず
「別に要らない」「つかそんな金があるのならもっといいイス買って」という人もいるので、
トレードオフとして人それぞれ、というところでしょうか。
どちらにしろマウスよりは遥かに効率的ですし、目の前にあるなら
それを使えばいいだけですしね。

デフォルトではキャリブレート(実際のペンの位置とカーソル座標をすり合わせる)の精度が
かなり低く、またWintab(Wacom系列のAPI)ではなくTabletPC APIとして動作するので
多くのソフトウェアにおいて筆圧が検知できません。浮かせた状態では右クリックも不可。
これについては米WacomからTabletPC-Windows8用のドライバが配布されていますので、
こちらをインストールすれば改善されWacom製品と同じ感覚で使えるようになります。
http://www.wacom.com/support/drivers
http://cdn.wacom.com/U/drivers/TabletPC/ISD_DualTouch_711-12.exe(直)

なお、メニューが登録されなかったので探してみたところ、
「ペンタブレットのプロパティ」は
"C:\Program Files\Tablet\ISD\ISD_PenCPL.exe"
「タブレット設定ファイルユーティリティ」は
"C:\Program Files\Tablet\ISD\setup\PrefUtil.exe"
にあります。

実際試してみたところPhotoshop、Clip Studio Paintとも気持ちよく描けました。
あとMicrosoftが無償で配布している「Fresh Paint」というソフトがあるのですが、
これがまた面白過ぎる。
判りやすさ重視のシンプルなUIなのでちょっと非効率的なところもあるけど、
絵を描く楽しさをこれほど判りやすく伝えられるものもないと思う。
フィンガーペイントの感触がとにかく素晴らしい。
Microsoftは時々判りやすくて高機能なすごいアプリを出すんだよなあ。
Mouse Without Bordersとか。
残念ながらモニタ毎の縦横比を吸収しなかったので使ってはいないのですが…



●キーボードはどうよ

個人的にはこれが最も強力なアピールポイントでした。
一般的に言われるタブレットというのは基本的に物理キーボードがありません。
しかし個人的には、何かを制作するのであれば物理キーボードというのは
ほぼ必須だと考えています。
恐らく世界中の会社や業務で使われているPCのキーボードは未だ99%くらいが
物理キーボードなんじゃないでしょうか。医療関係など特殊なものでもない限り。
伊達に半世紀の間、姿形が殆ど変わってないだけの事はあるんだと思います。

キーボードショートカットを使わないというのは作業効率に大きく響いてきますし、
文字を打たずに済む作業というものもそうそうありません。
かといってソフトウェアキーボードはWebの検索ワード程度ですらダルいので
なるべく触りたくない訳で。
そもそもあれは画面を広く取るためだとか軽量省スペースだとか、あるいは直感的だからとか
そういったものを優先した結果であって、効率的な入力装置とは言い難いところがありますしね。
これもまた一つのトレードオフという事なのでしょうけども。

脱着式や外付けキーボードはかさばるし、大体付け外し自体が面倒な作業です。
自分の場合付けっぱなしか、あるいは外しっぱなしになるのが目に見えている。
じゃあノートPC使えばいいのかというと、冒頭のペンタブ持ち歩くのが
面倒という話に戻ってしまう。
そんな事情の中で、このぺらんぺらんの薄くて軽いキーボードは理想以外の何者でもなかったです。
付けっぱなしでもかさばらないので持ち運びに面倒な思いをする事がない。
そして充電やBT接続の煩わしさといった手間も不要。付け外しも実にアバウトに行えます。

打鍵感はキーストロークが浅過ぎて正直微妙です。パタパタパタパタという感じ。
しかしキーピッチはそこそこ広く取られているので打ち間違いはあまりありません。
強いて言えば、日本語Type Coverの場合Enterキーがすこし小さいくらいかな。
それでも持ち運びのためにサイズを考慮した小さい外付けキーボードを使うよりは
気持ちよく文字が打てるかと思います。キーボードレイアウトも標準的な方と言えるかと。

トラックパッドは二本指スクロールやピンチイン/ピンチアウトなどに対応しており
中々使えるやつなのですが、感度などを細かくカスタマイズする事はできないみたい。
それに文字打ちしていると誤爆してしまう事が多いので
普段は切ってます…切っていたのですが、US Type CoverからJP Type Coverへと換装した結果
Microsoft謹製のトラックパッド制御用ソフトウェア「Trackpac Settings」が
キーボードを認識してくれないようになってしまいました。
デバイスマネージャからトラックパッドのみをオフにする事はできますが、
これでON/OFFするのはちょっと面倒すぎますね。

このキーボードはひっくり返してタブレット的な状態にすると自動的に無効になります。
無効化・有効化も即時行われるので使い勝手は非常に良い感じ。
あまりタブレット的な使い方はしていませんが。

ただし「もーちょっとどうにかならないの」という問題もあります。
上部に並んでるキー群がそう。
キー単体で押すといわゆるメディアキー(音量の調整や検索など)的な機能が呼び出され、
Fnと一緒に押すと従来のファンクションキー(F1~)になるのですが…逆にしてくれよマジで。

今のところこのメディアキーは何をやっても殺すことはできなさそうです。
つまりファンクションキーが使いたければFn同時押しが必須ということです。ファッキン!
HasebeはCtrl+U,I,O等で一発カナや英数変換しているのでまだ良かったのですが
F7でカナ変換してる人はファッキンファッキンでしょうね。



●で、実際アプリ動かしてみてどうなの

まず3DアプリとしてCINEMA 4Dを試してみました。
モデリングやらのオペレーションはペンでサクサクと可能です。
モバイル向けとは言えCPUはi5ですし、IHDG4000もローエンドGeforceやRadeon程度の
力はあるので、思ったよりも軽快に動作します。
400万ポリ程度までなら現実的な動作速度でスカルプトが可能でした。
メモリに優しいZBrushなら数千万ポリもいけるんじゃないでしょうか。

もちろん問題もあって、一つは液晶のドットピッチがあまりにも狭すぎるので
小さなアイコン類はクリックするのに幾分神経を使います。
また前述の通り「サイドスイッチが一つ」なのが猛烈に痛いです。
と言うのは多くの3Dアプリでは中ボタンもそれなりに使うからです。
例えばMaxはビュー操作全てに中ボタンが絡みますし…
もっとも最近ではMaya風に操作を切り替えられるようになりましたけども。
Hasebeもその流れでビュー操作は中ボタン始動がデフォルトだったので
ワークフローを変えて対応する必要がありますね。

更に言えばペンでの操作+Type Coverでキーショートカットは
一工夫しないと難しいです。画面の角度や手の位置的に。
少なくとも別途スタンドを用意するか、Type Coverの利用は諦めて
ソフトウェアキーボードやマウスジェスチャなどを使う必要がありそうです。
Hasebeは低めのスタンドを使いType Coverとの両立を頑張っています…が、
はっきりいって、なんか無理してる感があります。

とは言えマウスでオペレートする場合には全く関係のない悩みです。
普通のUltrabookと同じ感覚で、特に問題もなく作業ができるかと思います。
規模の大きいシーン構築やガチガチのフォトリアル志向などは
無理があるでしょうが(Mem4GBですし)、単体モデリングや3Dペインティングなら
それなりにこなせそうな感じです。
モデリングはマウスで、テクスチャペインティングはペンで…と自分のスタイルに合わせて
好きな方法が取れる事もSurfaceの魅力なんだと思います。

3Dですらこんな感じなので、2Dも軽快に動作します。
100pix超えのブラー付きなデカいブラシを使うとかは厳しいですが、
普通に描く分には問題ないかと思います。
別に無理して完成までSurfaceでやる必要もないですし。
ディスプレイポートが付いているので、会社や自宅についたら
そのままでかい液晶に繋いで、Surfaceは旧来のペンタブとして使う、
なんてのも面白そうですね。



●その他気になった点は?

無線LANがどうにも安定していない感じです。
普段使っている分には問題ないのですが、サスペンドからの復帰時などに
接続が確立するまでやたらと時間がかかったり、
または接続が上手くいかない場合があったりします。

海外の情報によればハードそのものに問題があるのではないか?と
言われているみたいですね。
Hasebeの場合、接続が上手くいかない時は全て再起動で解決できてはいるのですが、
まあ、正直、面倒臭いです。再起動が鬼のように早い(15秒くらい)のが救いでしたね。
加えてファームウェアのアップデートが行われる度に安定してきているような気はします。



●で、どうよ

100点ではないです。
恐らく技術の粋を凝らして作られたPCである事は理解している上で、
それでもやっぱり「もうちょっと軽ければなあ」とは思います。
まあこちらは恵まれたスペックと引き換えですから納得できない事もないのですが
スタンドは正直、もっとどうにかできなかったのかなと思います。
角度調整も設置可能な場所も不自由すぎる。
ノートパソコンのキーボードは角度調整の自由なスタンドでもあった訳ですね。

でも、これほど心が躍るPCもなかったです。

頭の中で「どんなシーンで使おうかなあ」という妄想がいくつも浮かびます。
そしてそれは多くが実現可能です。いや、実現可能でした。
嬉しくて色んなところで試してきたからです。
FullHDで10.6inch。「作業」をするのであればこれがサイズ的には限界かと思いますし、
スマホで撮ってSurfaceでその場で編集、空き時間の制作作業、
ひまつぶしのエロゲーム、と中身はペンタブ付きのUltrabookですので
ぶっちゃけなんでもできます。
Microsoftが自身でリード役となりリファレンスとして出した意味は大きかったと自分は思います。

真面目に制作するならデスクトップPCでやった方が効率的ですし、
持ち運びの面ではスマホや7inchクラスのタブレットにはかないません。
ただコイツはサマルトリアだからこそ、赤魔導師であるからこその価値があったように思います。
中途半端。器用貧乏。ネガティブに捉えられやすいですが、
その適応力を賞賛すべきだと自分は考えたいですね。
会社と自宅、デスクトップとスマホを繋いでくれるものとして
「買ってよかったなあ」と個人的には思えました。





皆大好きアミ…トキさんです。

Hasebeが作ったのはトキなので、これは全く関係のない話なのですが
アミバは作中の前半と後半でイケメン→悪党面と顔が大きく変わるのでどうするか結構迷いました。
どこかで見ましたが、登場時は本当に変わり果てたトキ本人という設定だったのを
途中から偽者…あ、いや、もう一人の天才がすり替わっている、という設定に変更したんだそうですね。
ケンシロウが「この技のキレはトキ!」的な伝承者にあるまじき寝言を言ってしまうのは
そういう理由があったからだそうで。

しかし何にしろ新たに登場したアミバは多大な人気を獲得するに至った訳で、
まあ結果良ければってヤツですね。えひゃい!!




Hasebeは今までずっと32Bit PCを使っていまして、要素を分割して合成したり3GBオプション使ったりと
誤魔化しながら3Dやっていたのですが、今回はいい加減メモリの壁と戦うのがしんどかったので
PCを64Bitに新調しました。

ちゃっちゃと情報集めて通販ポチポチしてさあ組み立てるかとCPUをM/Bに装着し
カバープレートをロックしようとするとザリザリザリザリ!!!!と凄い音がしたので
えええなに?なんなの?といったん取り外してCPUの裏側を見てみると…………………

LGA775辺りからかピンがM/B側から生えるようになって、しかもナナメを向いてるんですよね。
横から見ると

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     基盤側

こんな感じになっているかと思います。
ところが、どうも気づかない内にこのピンを曲げてしまっていたようで

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     基盤側

こんな風になっていました。
凄い音はピンがひっかかる音だったみたい。
うわあいつの間に、仕方ない針で直すか…ダメでも一万の出費で済むしな…と
気落ちしながらソケットピンを良く見てみると、なにかキラキラした金属片がありました。

どうもLGA1155のピンはおっそろしく貧弱らしく、直ぐに曲がってしまうそうなのですが
なんというか、この垂直に立ったピンがここ一番の根性を発揮したようで、
勃起したままCPU側の接点端子を突き破って貫通し、更にCPU本体からもぎ取っていました。
キラキラした何かはつまり、CPUの裏側についている接点端子でした。




あのさあ……………………………何もこんな時だけ………根性見せなくても………………




もうどうでも良くなったのでM/Bのピンも思いっきり触りまくってやったのですが
これ本当に貧弱ですね。指でうっすらと撫でただけで5~6本は曲がります。
そんなフニャチンがここ一番でヤリチンと化し、俺のCPU子が寝取られたと思うと
悔しくて俺も勃起してきたのでとりあえずその日は直ぐに寝て忘れる事にしました。

しかし翌日目が覚めると目の前にある寝取られ済みのCPUが目に入り
再び憂鬱な気持ちになったので、あまり意味はなかったです☆

合計3万の出費はやっぱり結構ヘコみますね。
Hasebeの様にピン曲げしてしまう人が非常に多いソケットだったそうで。
Webを漁ると山ほど同士がいたので少しは癒されました。なんという一体感。
しかしいつ曲がったのかすら判らないというのは初めてだ。
異常に固いプラカバーを外した時か、それともCPU載せた後なのかなあ…

新しく買ったCPUとM/Bは慎重の上に慎重を期したので大丈夫でしたが
しかしやっぱりカバープレートのロック時にはザリザリザリ…と音がします。
あ、これはこういうもんなんだ…という事は判りましたが、しかし怖いよ!怖過ぎるよ!!!






なめこ。
話題の「なめこ栽培キット」をやったのでその勢いで。

ゲーム的にはたまごっちというか、正直なところゲーム性のゲの字くらいしかないのですが
キャラクターデザインの可愛さと刈り取る時の方法や効果音の気持ち良さで押し切ってくる感じです。
図鑑コンプリートするまでやり込んでしまった。
レアなめこを探し出す、または作り出すような楽しみがあれば更に良かったかな。



個人的にはこいつととうふの組み合わせが味噌汁の具的に最強だと思っています。
やばいくらいに七味をかけたブタ汁も捨てがたいところですが…
でもあれ汁っていうよりおかずに近いしなあ。



書いてるヒト
HN : Hasebe
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